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もし豪雨災害が発生したら

もし豪雨災害が発生したら

皆さんの備えは十分でしょうか? 近年、大雨や台風による被害が相次いでいます。いざというときに準備していては、手遅れになることも。事前にどういう備えが必要なのか、防災士の井上葉子さんにアドバイスをいただきました。また、防災に関する新たな取り組みもご紹介。「自分の身は自分で守る」という心構えで、防災意識を高めましょう。

【問】危機管理課 TEL 082-420-0400

私がアドバイスします!

井上 葉子さん
防災士、気象予報士。広島県 危機管理監 みんなで減災推進課勤務、東広島市防災士ネットワーク代表。FM東広島の番組で、防災・防犯・交通安全をテーマにしたコーナー「あんぜん広場」のパーソナリティーを務める。
井上葉子さん

体験してくれたのは西条町在住。
5人家族+愛犬の高田ファミリー

平成30年7月豪雨災害では、幸い我が家には直接の被害はなかったけど、子どもたちや愛犬のためにも、いざというときの備えについて考えたいです。

高田ファミリー

高田ファミリー

備え1、避難するのはどこに?

各家庭に配布されているハザードマップを開いて、自宅とその周辺の危険な場所や避難所を確認しましょう。土砂災害警戒区域や浸水想定区域などを避けて避難できるよう、実際に歩いてみることも大切です。令和3年5月に、新しいハザードマップも配布しました。

避難場所の選択肢を持っておこう

「避難」といっても、避難所へ移動することだけではありません。住んでいる場所の状況や体調なども踏まえ、「避難情報が出たら、どのように避難するのか」を、家族と一緒に考えておきましょう。

自宅が危険な場所にない

  • 2階、山や崖から遠い部屋など、自宅の中のより安全な場所に移動する

自宅が危険な場所にある

  • 安全な場所にある親戚や知人宅に身を寄せる
  • 市や地域が開設する避難所に向かう
アドバイス 井上 葉子

避難する場所をきちんと決めておきましょう。職場や学校にいるときの避難についても想定しておきましょうね。

じっくりと時間をかけて、ハザードマップを見てみよう!

ハザードマップはウェブでも見ることができます。

  • 【東広島市ハザードマップ】
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    自宅やその周辺、通勤・通学路などを確認しよう

    東広島市ハザードマップには、「土砂災害警戒区域」、「土砂災害特別警戒区域」、「河川浸水想定区域(100年に1回程度の大雨)」、「河川浸水想定区域(1,000年に1回程度の大雨)※」、「高潮浸水想定区域」、「津波災害警戒区域」が記載されています。自宅や、通勤・通学路などがその区域に含まれていないか確認しましょう。

    上記の区域でなくても、災害が起こる可能性もあります。災害時は、異様な土の臭いなど周辺の状況を把握して行動することが大切です。

    詳しくはこちら
  • 【中小河川ハザードマップ】
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    中小河川も1,000年に1回程度の大雨を想定

    これまでは、大河川が浸水想定区域の指定対象でしたが、令和元年東日本台風などでは、中小河川の氾濫による人的被害が発生したため、令和3年7月に中小河川も浸水想定区域の指定対象に追加されました。これまでの東広島市ハザードマップに加え、広島県が新たに指定した中小河川浸水想定区域(1,000年に1回程度の大雨)※および、平成30年7月豪雨と平成11年6月豪雨の浸水実績を掲載した「中小河川ハザードマップ」を、令和4年5月に配布しました。

    ※「1,000年に1回程度の大雨」とは、平成30年7月豪雨の本市内の雨3.5日分(521mm)以上の雨が24時間で降る規模です。

自宅が危険な場所にある人は、避難所の場所も確認しておきましょう。

はじめに開設する、避難所リスト 井上 葉子

備え2、避難するのはいつ?

リアルタイムで いち早く情報収集

避難するかどうかを判断するための情報として、市が発令する「避難情報」があります。気象情報などから総合的に判断して発令します。「東広島市防災メール」「市民ポータルサイト」などで情報を発信しますので、避難行動に役立てましょう。

防災士と学ぼう! パソコンで防災してみませんか?

東広島市防災士ネットワークが、パソコンを使った防災情報収集の具体例を紹介しています。各サイトの見方や調べ方が分かりやすく説明されているので、下記ボタンからチェックしてみてください。

集合写真
アドバイス 井上 葉子

災害が発生する前に、避難することが大切です! 避難する場所への移動には時間がかかります。遅くとも「警戒レベル4」が発令されたら、避難してください!

「警戒レベル4」の発令を必ず受け取れるようにしておこう!

【市民ポータルサイト防災情報通知】

防災情報を、地域ごとに配信
令和4年6月から、災害の危険度が高まったときは、市民ポータルサイトで、居住する地域ごとにお知らせするサービスを始めました。避難などのタイミングの判断に役立ててください。

(例)西条栄町で土砂災害の危険度が高まったので、警戒レベル4避難指示(土砂)を発令

  • 西条栄町で土砂災害警戒区域に居住しているAさんの場合。あなたの地域に「土砂災害」に係る「警戒レベル4避難指示(土砂)」を発令しました。今すぐ避難してください!開設する避難所は、◯◯◯◯◯です。
  • 西条栄町の危険区域ではない所に居住しているBさんの場合。あなたの地域に「土砂災害」に係る「警戒レベル4避難指示(土砂)」を発令しました。不要不急の外出を避け、危険を感じた場合は、避難してください。開設する避難所は、◯◯◯◯◯です。
  • 八本松に居住しているCさんの場合。何もこない。

スマートフォンがあれば、「 市民ポータルサイト」への登録は簡単です。

下記ボタンからアクセスして、入力フォームに情報を入れるだけ。

お知らせを受け取るには市民ポータルサイトへの登録が必要です。既に登録済みの人も、お知らせを受け取りたい地域の追加設定が必要です。

警戒レベル5段階表示

※警戒レベル1・2は気象台から各種情報が発表される段階のため省略しています。

警戒レベルを5段階で表す図

※1 市町村が災害の状況を確実に把握できるものでない等の理由から、警戒レベル5は必ず発令されるものではありません。※2 警戒レベル3は、高齢者等以外の人も必要に応じ、普段の行動を見合わせ始め、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。

備え3、避難するときは何をもって

日頃から備蓄品の準備をしておこう

大規模な災害が発生すると、物流が止まり、必要な物資が届かないことも。食料品や生活に必要な物品は、最低3日分準備してください。いざというときすぐ持ち出せるよう、非常用持出袋を用意して入れておきましょう。

アドバイス 井上 葉子

電気、ガス、水道、備品がない宿に泊まる旅支度のようなものです。まずは、ふだん使っていないリュックを出してきて!身の回りにある、あなたが必要だと思うものを入れていきましょう。必需品は、チェックシートで確認してくださいね。

日頃の生活から防災を意識!

今すぐできることに、「ローリングストック法」があります。これは、日常食べている食料品を多めに買い置きし、使いながら買い足し、いざというときのために備える備蓄方法のこと。賞味期限切れの心配が減り、いざというときに日常生活に近い食事ができます。

アドバイス 井上 葉子

普段から使えるような、優れた防災グッズがたくさんあります! ホームセンターやインターネットで調べて、ぜひ試してみてください。おすすめは、エアマット。小さく折り畳め、空気を入れるだけでベッドになります。

非常用持出袋にこれだけは! チェックシート

  • 非常食(3日分以上)

  • 手袋

  • 懐中電灯

  • 飲料水(1人1日3ℓが目安)

  • 常備薬

  • ばんそうこう・消毒薬など

  • 予備の電池・モバイルバッテリー

  • マスク(感染症対策のため)

  • 雨具

  • 歯ブラシ・歯磨き粉

  • タオル・体拭き

  • へルメットまたは防災ずきん

  • 毛布(アルミ保温シート)・カイロなど

  • 預金通帳・保険証・免許証などのコピー

  • 紙幣・100円玉・10円玉(公衆電話に使用)

  • ティッシュ・トイレットペーパー

  • ゴミ袋

  • 簡易トイレ

  • ホイッスル

  • その他、必要に応じて
    (幼児用品・介護用品・生理用品・
    アレルギー対応食など)

ポイント

あなたの
必要なものを文書や
画像で保存して
おきましょう。

ペット同行避難について

ペットと一緒に避難所へ行くことができますが、ペットを屋内に連れて入ることはできません。ケージに入れて屋外に避難させ、飼い主が自ら世話をするなどの協力をお願いします。日頃から、ペット同行避難に備えて、ケージや首輪などに慣らし、排せつや無駄吠えをしないなどのしつけをしておきましょう。

ペット同行避難時の持ち物リスト

  • ペットフード、水(最低5日分)、食器

  • ケージやキャリーバッグ

  • 伸びないリード

  • トイレ用品

  • 薬、療法食

はじめに開設する避難所に、ペット用テントを配備しています。

防災情報は次の方法でも入手できます

災害から身を守るためには、いち早い情報収集が大切です。テレビ、ラジオ、インターネットなど 複数の情報メディアを活用しましょう。

メール
東広島市防災メールで、登録者に避難情報などをお知らせします。登録はこちらから。
緊急告知ラジオ
避難情報の発令などの緊急時には電源が⼊っていなくても、⾃動で起動して情報が流れるラジオ。危機管理課や各⽀所で2,000円で販売しています。
ホームページ
東広島市(防災情報) 広島県防災Web

市ホームページで河川等カメラの画像を公開しています

河川や水路の水位状況などを監視するカメラを東広島市内の河川26か所(令和5年12月末時点)に設置し、画像を公開しています。(1分ごとに更新)

河川カメラ設置場所はこちら
イメージ画像

災害における被害状況の通報をお願いします

道路や公園設備の損傷をスマートフォンから通報できる市民通報システム「のんレポ」では、令和4年6月1日から災害における被害状況も通報できるようになりました。迅速な復旧対応のために、次の点に留意し、安全を確保した上で、被害状況の通報にご協力をお願いします。

  • 避難情報の発令中など、災害発生の危険があるときに、外出しない、現場に留まらない。
  • 人命に関わること、緊急性が高いことは、投稿せず電話で連絡する。

※情報をご提供いただいてから対応までには、期間を要することがあります。

詳しくはこちら

自然の脅威にはかないません。真っ先に避難するあなたが、一番かっこいい!みんなに心配をかけないように、自分の身は自分で守りましょう!

備え1、避難するのはどこに?

市の歩み

昭和49(1974)年4月に誕生した東広島市。
広島県のほぼ真ん中で、歴史を積み重ねて50年が経ちます。
昭和、平成、令和の時代を、皆さんとともに歩んできた
東広島市の歴史を紹介します。

12月中旬公開予定
Coming Soon…

イベントレポート

市制施行50周年を記念して行われた
イベントの様子をお届けします。

皆さんも一緒に市制施行50周年を盛り上げませんか。
インスタグラム「#東広島市50周年」で
投稿を共有しましょう。

令和6年公開予定
Coming Soon…